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多拠点生活が、“人生の多様性”をはぐくむ。ADDress佐別当隆志さんと考える「ピボットライフとキャリア」 -ピボットライフ探訪-

「多拠点生活は、人生の多様性をはぐくむんです」

インタビューのなかで出てきたそんな言葉に、少し驚かされました。

「多拠点生活」と「多様性」。それぞれ時代を象徴するようなキーワードでありながら、ひとつの文脈のなかで語られるイメージがなかったふたつの言葉。これらが交わるとは、一体どういうことなのでしょう?

話を聞かせてくれたのは、佐別当隆志さん。全国に170ヶ所以上(2021年7月現在)ある家に住み放題の多拠点生活プラットフォーム「ADDress」を運営する株式会社アドレスの代表取締役社長です。

前回の「ピボットライフ探訪」では、下北沢という街のなかでの「ピボットライフ」についてお伝えしました。今回は視野を広げて、「都市と地方を行き来するピボットライフ」が、私たちのキャリアにあたえる意義について、佐別当さんの話をもとに考えていきます。

「ピボットライフ探訪」とは

「ピボットライフ」とは、住まいとワークスペースを備えた家を起点に、街に点在するスポットを自由に行き来しながら都心での暮らしを能動的に楽しむ、「ピボットするライフスタイル」のこと。2021年9月オープン予定の「シェアプレイス下北沢」は、そんな「ピボットライフ」をコンセプトにしています。「ピボットライフ探訪」は、そんな「ピボットライフ」のかたちを探る連載です。

シェアプレイス下北沢について、詳しくはこちら

佐別当隆志さんのプロフィール

2000年ガイアックスに入社。広報・事業開発を経て、2016年シェアリングエコノミー協会設立。内閣官房、総務省、経産省のシェアリングエコノミーに関する委員を務める。
2018年、定額で全国住み放題の多拠点コリビングサービス事業 ADDress代表取締役社長。
2020年シェアリングシティ推進協議会代表、2021年シェアリングエコノミー協会幹事。/

シェアハウスの暮らしで気づいた、人間らしい生き方

-まずは、多拠点生活プラットフォーム「ADDress」を始めた経緯を教えてください。

佐別当さん(以下、佐別当):僕は2000年に大阪から上京してからずっと、都内のIT企業で働いてきました。ちょうどオンラインゲームやECが広まって、市場規模がどんどん大きくなるような流れを目の当たりにしてきたんです。

ただ一方で、「はたして僕がやっている仕事は、人を幸せにしているんだろうか?」という違和感もありました。東京では、電車に乗れば疲れた顔をしたビジネスパーソンがたくさんいるし、家に帰っても隣の部屋には誰が住んでいるかわからないような暮らしがあるわけです。

つまり、僕らはテクノロジーによって効率や便利さを追い求めるあまり、人との対面のコミュニケーションを減らしてしまって、人間らしい生き方から人々を遠ざけているんじゃないのか…っていう違和感があったんですよね。そんなときに出会ったのが、シェアハウスでの暮らしでした。

?-シェアハウスでの暮らしに、「人間らしい生き方」を感じたんですか?

佐別当:そうですね。恵比寿で40人弱のシェアハウスに住み始めたんですけど、「すごく豊かな暮らしだな」と感じていました。

会社では毎日、同じような人たちと付き合うことになりますけど、シェアハウスには大使館で働いている人から、外資系コンサル会社で働いている人、ベンチャーキャピタリスト、起業家、変わった学生など、いろんな人との出会いがありました。

みんなSNSで「一緒に住もうよ」と連絡を取り合って集まったような人たちが、対面でのコミュニケーションを重ねながら暮らしている。「都会でもこんな幸せを味わえるんだ」って、驚きだったんですよね。

そんな経験もあって、その後自分でも都内の一軒家で、家族とシェアメイトと、民泊もできるシェアハウスを始めたんです。でも一方で、都会のシェアハウスでは味わえない幸せもあるな、と感じるようなってきたんですよね。

佐別当:大袈裟に言えば、「生きる力」とでも言えるものです。僕は料理もできない、車も運転できない、釣りも登山もできないような状態で。だから、そういう「生きる力」をつけたい。つけるなら地方がいいんじゃないか、という思いがあったんです。

さらに、娘に地方の生活を体験させてあげたいという気持ちもあったので、地方でシェアハウスのような拠点を持てないかと探し始めました。そうしたなかで、都市と地方の両方の感覚も持った人たちが集まっている熱海に惹かれ、自分の拠点をつくったんです。

佐別当:ここ10年くらいで、オフィスに行かなくても働ける人が増えて、多拠点生活へのニーズも増してきました。でも、いざ住むとなると、ハードルが高いんですよね。その土地に知り合いがいなかったり、家が見つからなかったり。家を借りても、使わないときは誰が管理するのかがわからなかったり…といったことで、僕自身が悩んだ経験もありましたし。

そこで、自分で物件を探したり管理したりするんじゃなくて、誰かがあいだに入ってくれたら、多拠点居住がしやすくなって、多くの方が望むライフスタイルを実現できるだろうと。そう考えて始めたのが、「ADDress」というサービスなんです。

佐別当さんのPCには「ADDress」のステッカーが。さまざまな色のものがあるのは、多様な生き方ができることをあらわしているのだそう。

?多拠点生活は、“自分のなかにある多様性”に気づかせてくれる

-佐別当さんは、多拠点生活のキャリアにおける意義はどんなことだと思いますか?

佐別当:僕は多拠点生活を通して、“自分のなかにある多様性”に気づくことができると思うんです。

さまざまな場所を訪れるなかで、いろいろな価値観やライフスタイルを持つ人と出会ったり、新しいことにチャレンジしたりすることができる。そうすると、「この人みたいな仕事をしたいな」とか、「仕事と趣味のバランスはこれくらいが気持ちがいいんだな」とか、それまで気づかなかった自分の側面に気づくことができます。

/-「自分のなかの多様性」って、いい言葉ですね。ただ、都市にいたほうがいろいろな人と出会える、というイメージもあります。

佐別当:個人的には、今では都市より地方の方が、おもしろい人と出会うことが多いですね。地方にいる人って、東京のような都市で当たり前とされてきた「大企業に入って、出世して、東京に家を買って…」みたいな成功モデルに従っていない。地域で自分の幸せを見つけて活躍している人が多いんです。

言い換えれば、自分にとって何が幸せであるかをわかっている人。それは多拠点生活をしている人だけじゃなく、田舎で出会うおじいちゃんおばあちゃんだってそうです。多拠点生活をすると、そういう人たちと触れ合うなかで、自分にとっての幸せに気づいていけるんじゃないかな。

-多拠点生活を通して、それまで思ってもみなかった自分の価値観や興味関心、強みに気づくことができるんですね。佐別当さん自身がそんな経験が?

佐別当:たくさんありますよ。たとえば山登り。以前の僕は山登りに対して、「危険な思いまでして、何が楽しいんだ」って思ってたんです。それが、「ADDress」をベースに山に登るようになったら、すっかりハマってしまって(笑)。今では毎月1度、百名山のひとつを選んで登っています。

そうすると、価値観が変わってきたんです。生きる実感を持てるようになった。2021年5月は、愛媛の石槌山っていう、修験者が鎖で登っていくような山に行きました。ちょうど大雨で、気を抜いたら死ぬわけです。日常生活で死を体験する事って、そうそうないじゃないですか。実際にそういう経験をすると、東京にきてからも「一生懸命生きなきゃだな」っていう気持ちになりますよね。

-「ADDress」の会員さんのなかにも、多拠点生活を通じて自分のなかにある多様性に気づけたような方はいますか?

佐別当:それはもう、たくさんいますよ。それまで米も研いだことがなかった人が、「ADDress」で料理をするうちに趣味が料理になったり、地方でサーフィンを始めたらハマってしまって、いい波がある場所を求めて引っ越すまでになったり。

多拠点生活で得た気づきをもとに、空き家を借りてゲストハウスを開業した人もいます。そういった人たちは、多拠点生活を通して、「こう生きなきゃいけない」みたいな固定観念から解放されて、自分なりの幸せを見つけていくことができているんじゃないかな。

『ADDress多拠点生活利用実態レポート2021年版』によると、会員は20〜40代の働く世代が大半。なかでもコロナ以降、テレワークの広がりもあって会社員の利用が増えているよう。その他、フリーランスや経営者も多く利用しています。利用者の多くがワーケーションやテレワークなど、仕事を好きな地域で取り組める暮らしを求めているそうです。

/-他にも、多拠点生活のキャリアにおける意義はありますか?

佐別当:都市では当たり前のスキルが、地方では価値あるものになる、ということはよく言われますよね。たとえば東京の企業だったら、クラウドサービスを使って仕事をすることはめずらしいことではありません。ですが地方に行くと、「クラウドってなんですか?」みたいな状況で、教えてあげるだけで喜ばれることがある。だから、都内の会社で働いていた人が地方に行くと、本人が思っていた以上に大歓迎されることはよくあります。

逆もしかりで、地方では当たり前のスキルが、東京では価値があるものになることもありますね。たとえば地方だと車の運転ができるのは普通のことですけど、東京だと免許を持っていない人も多く、運転できることが価値あるスキルになったりするんです。

-なるほど。都市と地方を行き来することで、自分の思わぬ強みに気づくこともできそうですね。ちなみに、佐別当さんが今20代で独身の頃に戻れるとしたらどんなライフスタイルにしますか?

佐別当:そうですね…やっぱり仕事的にも東京の家を完全になくすわけにはいかないので、都内でシェアハウスに住みつつ、一人の時間も欲しいので郊外に小さな部屋を借りるかな。郊外なら安く部屋も借りられますしね。それに加えて全国のADDressに足を運ぶような、住まいをたくさん持つライフスタイルがしたいですね。

ADDressでの交流の様子

多拠点生活では「自由な時間」と「相談」が重要

-最後に、多拠点生活で自分の価値観や強みに気づくための心得のようなものはありますか?

佐別当:2つあると思います。まずは、滞在先でできるだけ自由な時間をつくること。できれば1日2日じゃなくて、一週間など滞在するといいですね。なおかつ、その滞在中、予定を入れすぎないでおくんです。地方では思わぬ出会いがあるので、そうした時に時間を柔軟に使えるようにしておいた方がいいんですよね。

たとえば、僕はこの前、長野県の伊那市に行ったんですけど、たまたま「ローメン応援部」の部長っていう方に出会いました。「ローメン」って、伊那地方のB級グルメなんですけど、その方の名刺に「ローメンおごります」って書いてあるんですよ。「ローメン」の魅力を広めるために、会った方におごるようにしてるんだと。

それで、せっかくの出会いなので、後日ローメンをおごってもらいました。そういう機会って、予定をぎっちり詰めてしまったら「仕事があるんで、ごめんなさい」となって、逃してしまいますよね。

/-なるほど。もう1つの心得はなんでしょう?

佐別当:その地域の人に相談することです。「ADDress」で言えば、各家を運営し、地域住民と会員さんとの橋渡し役となる「家守(やもり)」に相談するのがいいですね。ガイドブックには載っていない人や場所を教えてくれるはずです。

/-その土地の人に相談することで、より深く地域のことを知ることができそうですね。

佐別当:そうですよね。ただ、放っておいてほしい方もいるわけなので、「家守」さんをはじめ地域の方も、「この人にいろいろおすすめしていいのかな?」って、迷ってることも多いと思うんです。だから、自分から「こういうことが知りたい」って意思表示をすることは必要ですね。事前にメールで連絡をとれるのであれば、「こういうところ、行ってみたいです」みたいに伝えておくことをおすすめしています。

自由な時間をつくる。地域の方に相談する。そういったことを心がけると、より多拠点生活が有意義なものになると思いますよ。

/-なるほど。お話を伺って、多拠点生活や私たちの言葉で言うところの「ピボットライフ」が、人生の選択肢を広げること、そしてそのためのポイントが見えてきました。佐別当さん、今日はありがとうございました!

(文・写真 山中康司)

お知らせ

住まいとワークスペースを備えた家を起点に、街に点在するスポットを自由に行き来しながら都心での暮らしを能動的に楽しむ、「ピボットライフ」を提案する「シェアプレイス下北沢」が、2021年9月オープン予定です。

下北沢という街、そしてその近くにある渋谷エリアなど、さまざまな場所を行き来できるだけでなく、「シェアプレイス下北沢」では「ADDress」と連携した多拠点生活が可能なプランも用意しています。

興味を持った方は、ぜひ以下のページから詳細をチェックしてみてください。

→シェアプレイス下北沢


リビタ運営のシェアハウス「シェアプレイス下北沢」が9月に新築43室でオープン!
【事前エントリー受付中】8/6(金)まで(礼金0円やフリーレント等のお得な特典多数有り)
【オンラインイベント”シモキタピボットラボ”参加受付中】
第2回:7月29日(木)20:00~「シモキタピボットライフとは?」を開催。
第1回アーカイブはこちらからご覧いただけます↓↓

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